「自由に生きるために必要な技」という意味であるが、人生を考えると特に難しい古典を読破することではなく 自ら考え判断して行動できる素養を養うことであると考える。その意味で 世の中の様々なことに触れてある程度 知識を吸収することは必須であるが 「知識の吸収」が目的ではなくそれを使ってどう考えどう行動するかということだと思う。
そういう意味では大学でやっている教養教育の内容と上記の意味するところの齟齬は結構あると思う。「教養としてのXXX」という本がやたらと多いのも「専門家が求める程の知識ではなく 人生を生きてゆくための知識」ということに読み替えてみるのが良いと思う。